ぼっちザうぉっちゃー

オカルトのぼっちザうぉっちゃーのレビュー・感想・評価

オカルト(2008年製作の映画)
3.8
やはり当たり前のことだけれど、誰がいつどういう目的で撮っている映像なのかとか、そういったちっちゃなリアリティレベルを死守することに余念が無く、鑑賞者以上に「目撃者」としての没入感が凄まじかった。

それと同時に、突拍子もない計画や爆弾制作を通して深まる関係の密着感は劇映画のそれで、
ファストフードを食べ、映画を観て、100円の絆が生まれ、なぜか青春の味すら感じるのが不思議な感覚だった。

そうして事件のほとんど一部始終を捉えながら多くの謎を残して終わるのが、フェイクドキュメンタリーだからこその面白さであり余韻であると思った。