じわじわじわ…。
彼の人生の一部分だから、しっかり起承転結があるわけじゃない。ほぼドキュメンタリーみたいな感覚で観てた。
彼の決意表明は素晴らしくかっこよかったし世間の人の心に刺さるものだった。だけど、 絶望して具合悪くなる日がある。 他人からの感謝に救われる日もある。心はぐちゃぐちゃで、現実は綺麗事じゃない。
それでも、ラストシーンの彼の泣き顔には少なからず未来を感じた。アントワーヌとメルヴィルの幸せな人生を願わずにはいられないよーーー泣
▼アントワーヌのインタビュー抜粋
「最愛の妻を殺したテロリストは許さない。事件も忘れない。だが、日々、わき起こる憎しみや復讐を求める気持ちに負けたくはない。いま、そんな自分の両面を否定せず、悲しみとともに生きていくことが大事だと感じている」と胸の内を吐露した。
２歳になった一人息子のメルヴィルには「人生を軽やかに生きること、空気のようにありのままを受け入れて生きることが大事なのだ、ということを教えられた。暗く苦しい現実に負けてはいけない。そんな生き方を学ばされた」。
