せつり

52ヘルツのクジラたちのせつりのネタバレレビュー・内容・結末

52ヘルツのクジラたち(2024年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

原作読了済みです。
主税が嫌いすぎてまともなレビューが書けそうになかったので、鑑賞後しばらく寝かせました。

私はトランスの当事者じゃないので、アンさんの母の立場だったらどうすればよかったのか正直答えが出ません。
最初こそ主税の悪意のあるアウティングで知ることになったとしても、あのお母さんなら時間をかけて話をすれば関係はそこまで酷いものにならなかったのでは?と思ってしまうんよね。

私は女だけど別に男の体だったとしてもそんなに不便はしないかなと思ってしまうし、まぁ好きな人の恋愛対象から外れる可能性が高いのは悲しいし結婚ができないのは困るけど、多分あまり「女であること」にはそんなに拘ってない。
トランスの人は割とそこにこだわっている人が多くて、「(私じゃなくて)そういう人こそ自認する性別に生まれてこられたらよかったのにね」と思うんですが、それも差別になってしまうんでしょうか?
この手の問題は答えは一生見つからないと思ってます。


とまぁそんなことを考えたわけですが、私は結局主税が嫌いだよ笑
あと原作ラスト、愛がもう少し大きくなってから自分でどうするか決める約束をするシーンがカットされてたのは少し残念でした。
せつり

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