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52ヘルツのクジラたちのりのレビュー・感想・評価

52ヘルツのクジラたち(2024年製作の映画)
4.2
「誰かに必要とされてる」っていう気持ちは、生きていく上できっと大切なもので、でもそれだけじゃなくて「縋りつける人の存在」も欠かせない大事なもので、そのバランスが崩れてしまうことが一番怖いのかなって。「必要とされてる」って比重が重かったらその圧迫感だとか責任感だとかそんなものがきっと重たくなるし、「縋りつける人」がいなかったら、きっと自分を壊してしまって自分を好きにはなれない。だからこそ、運命の人だとか、魂の番だとか、そんなのはきっとそのバランスをお互い適切に守り合える人なんじゃないかなって感じる。どちらか一方じゃなく、お互い。
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