2023年 43作目 (劇場15作目)
東京国際映画祭にて鑑賞。ぴあフィルムフェスティバル2023年のグランプリ作品。
作品の中で映画製作をすることは珍しいことではないのだが、この手のアプローチには驚いた。映画の撮影をしている高校生を観ている観客という2つの視点という構造を上手く利用しているところが流石。この映画はどういうことだろうという困惑が、気持ち良かった。
中野監督と出演者の方々のトークセッションが鑑賞後にあり、本作の内容が監督と出演者との普段の会話に近く、現実との境が少ないように感じた。だからこそ自然な高校生の空気感を作品内で感じられたと思った。
まだ今後どこで上映されるか決まっていないそうなのですが、また上映されたら観たいと思う。とてもおすすめの作品。