Jellyfish

隣人X 疑惑の彼女のJellyfishのレビュー・感想・評価

隣人X 疑惑の彼女(2023年製作の映画)
2.5
誰もが「X」になり得るという話。「X」とは、異星人でも、移民でも、犯罪者でも、LGBTQ+ でも、自分にとって異質と感じる相手なら誰を代入しても成り立つ変数ということなのだろう。

ちょっと不思議な、ジャンルレスな味わいの映画 (故に、中途半端と感じる人も多いと思う)。SFでもないし、ミステリーでもないし、あえて言えば社会派恋愛映画か。
X の描写とか、雑誌編集部の描き方の乱暴さとか、記者会見シーンのボイスオーバーの蛇足さとか、演出上色々と思うこともない訳ではないが、あまり細かい事にこだわらず、本作特有の、このふわふわした感じを楽しむのが正解なのだろう。

久しぶりに見たしっとり落ち着いた 上野樹里 が良い。朗読シーンの声の良さに、彼女にはぜひ Amazon Audible でナレーターをやって欲しいと思った。
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