劇場予告を見た時から、一種のメタファーで宇宙人に託して移民差別・異質排除の閉鎖性を描いてるのだろうなぁと思った。
SFと思って観て、実は移民差別の話で驚いて感動!
なんてことはない。
最初から透けて見える構造。出オチだね。
むしろそれなら、なぜ外国人留学生を描いたのかが解らなかった。
留学生を通して差別を描けるのなら、宇宙人いらない。
『ウサギとカメ』のたとえ話をした後に、「だから諦めない努力が大事だよ」ってわざわざ言う必要ないでしょ? 野暮だよ。
屋上屋を重ねている。
外国人のことを直接描けるのなら、宇宙人のたとえ話は不要。
描きづらいから、宇宙人で喩えているのじゃないの??
表現ってそういうものでしょ?
表現音痴だと思う。