るるびっちさんの映画レビュー・感想・評価

るるびっち

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最近、試写会にハマり、試写会に行くとレビューを上げるよう言われるので書き出しました。
更にアマゾンプライムで見逃した映画を観たら、書きたいものも出てきました。
基本的に何かひとつ、他人が指摘しないことを言えたらいいなと思っています。
それが勘違いでも・・・
レビューは結局、自分の考え方を知る道しるべのような気がします。
一応、イラストはゴルゴではなく「へのへのもへじ」になっています。

映画(69)
ドラマ(0)

私は、マリア・カラス(2017年製作の映画)

3.5

波乱に満ちた人生である。
美貌のオペラ歌手、世紀の大富豪との不倫。
大富豪の裏切り、恋のライバルは暗殺で未亡人となった元ケネディ大統領夫人。
天井知らずのスキャンダル。文春でなくとも飛びつく大ネタ。
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描かれた人生(1936年製作の映画)

3.5

主演は高木ブーではない。名優中の名優チャールズ・ロートン!!
ビリー・ワイルダー監督の『情婦』が騙されるのは、シナリオの凄さもあるがロートン演じるウィルフリッド卿の魅力にやられて彼の発言を鵜呑みにして
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子連れ狼 地獄へ行くぞ!大五郎(1974年製作の映画)

3.4

雪中、乳母車を押した拝一刀が行くだけでワクワクする。だって今回、乳母車は橇使用ですから。
次いで、「お手玉の剣」で文字通り脳天勝ち割られる柳生の手下に爆笑。(マーベルでリメイクして欲しいなぁ。先日亡く
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密林の怪獣群(1938年製作の映画)

3.3

『キングコング(1933年)』の影響で作られた形跡があるとのことだが、むしろ『類猿人ターザン(1932年)』の影響を感じる作品。
大都映画製作の無声映画(サイレント)。大都映画というのは、ロジャー・コ
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暁に祈れ(2017年製作の映画)

2.8

ほぼ主人公の視点だけで捉えている生々しい映像。
没入感が高く、直截に刑務所の地獄ぶりが体感できる仕掛け。
映画を観ると言うより、体感ムービーだと思う。
その為、現実的だがウエルメイドな物語の面白さはな
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マガディーラ 勇者転生(2009年製作の映画)

3.7

『バーフバリ』の原点のような作品。監督も同じ。
共通しているのは秀でた男と女のラブストーリーがあり、秀でてはいないが悪知恵の働く敵役が二人の仲を裂く。一旦は敵役の策略によって破れるヒーローだが、見事に
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ヴェノム(2018年製作の映画)

3.7

おいしく頂きました。
しかも大画面・爆音上映だったので大満足でした。

次は七色のヴェノムに活躍して欲しい。
人間の「7つの大罪」でなく「7つの欲望」を色分けして吸収する感じで。
ピンク・・・注目欲望
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ファイティン!(2018年製作の映画)

3.3

腕相撲対決映画と思われてるが違う。
マ・ドンソクと子役オク・イェリンの「カワイイ対決」映画だ!!

先手ドンソク:屈強な体で長い階段にヨタヨタ・・・カワイイ💛
後手オク:「オジサン怪物?」と、ドンソク
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パッドマン 5億人の女性を救った男(2018年製作の映画)

4.5

書籍『バカの壁』で養老孟司氏が、「わかっているつもり」で実は解っていないバカの壁を指摘している。
「出産」の番組を見て女子生徒は未来の実感を持って見るので小さな発見をするが、男子生徒は所詮他人事なので
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グッド・オールド・サマータイム(1949年製作の映画)

3.4

ルビッチの『街角/桃色の店』のミュージカル版。
『ユー・ガット・メール』の元ネタ。

恋は思い込み、愛は発見。
人は自分の立場からしかモノを見られない。
男にとって自分のポジションを脅かす嫌な女。
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阿波の踊子/剣雲鳴門しぶき(1941年製作の映画)

3.2

デコちゃん(高峰秀子)がかわいい!!
それにつきる。
あと長谷川一夫は、大河内伝次郎や片岡千恵蔵とは違うタイプのスターだ。
男性的豪快さより、やさ男の色気が際立つ。
セリフ回しも「です・ます」調で丁寧
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若おかみは小学生!(2018年製作の映画)

3.8

評判を聞いてハードルが上がったせいか、泣きはしなかった。
泣けない理由はそれだけではない。
クライマックスに向けて全ての伏線や仕掛けが入念に組み込まれており、シナリオは巧みだと思う。
監督が述べている
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ルイスと不思議の時計(2018年製作の映画)

3.3

亡くなった母親への悲しみを乗り越えて、少年が疑似家族を築く話。
ルイスは学校で友達ができないとか、唯一の友達の気をひきつける為に禁断のルールを破ってしまったとか、彼の悩みは一見そう見える。
だが真の願
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マンディ 地獄のロード・ウォリアー(2018年製作の映画)

3.0

悪夢のような映画。
残酷とか観るのを後悔するという意味ではない。
主人公の体験した悪夢を再現したような映画なのだ。
非現実的な暴力にさらされる主人公。
そのことで彼の中の暴力が覚醒する。

闇の深さが
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チューリップ・フィーバー 肖像画に秘めた愛(2017年製作の映画)

4.2

中々の拾い物だ。
まず美術力が凄い。
フェルメールの世界を再現している。
17世紀オランダの街の感じ、室内の陰影や空気感。
ラピスラズリを原料にしたウルトラマリンブルーの衣装の色など、正にフェルメール
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教誨師(2018年製作の映画)

3.5

教誨とは、教えさとす意味だと言う。
本作は6人の死刑囚との対話の内に、教誨師である主人公自身が逆に何かを教え諭され、感じとる話と見た。
生きるとは何か、死とは何か。
そもそも「生きる」ことを説くのでは
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ゲキ×シネ「薔薇とサムライ」(2011年製作の映画)

4.2

映画とは違う、生舞台の無邪気さ楽しさお祭り騒ぎを実感できる。
とにかく天海祐希がカッコイイ・美しい、それに尽きる。
女海賊・女王・オスカルのような軍服・ジャンヌダルクのような磔刑姿。
天海祐希にこの姿
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華氏 119(2018年製作の映画)

3.5

テレビのザッピングのように次々、関連した問題を打ち出してくる。
情報の洪水に交通整理が大変な作品。
トランプの非道追及というより、なぜ民主党側はトランプに負けてしまったのかという民主党の歴史的失態を描
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クワイエット・プレイス(2018年製作の映画)

4.6

肩がこる。
凄まじい緊張感で肩がコリコリになる!!
音を立てれば即死ということで、声や音を立てずに暮らしている。
それが画面にもたらす緊張感がハンパない。
これは絶対映画館で観た方がいい映画だ。
映画
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ブラックパンサー(2018年製作の映画)

4.0

主人公の王子の苦悩を上回る悲しみと動機をヴィラン(悪役)が持っている。
それが秀逸。
秘宝の力で、恵まれた科学力と豊かさを享受しているワカンダ王国とその王子。
一方、黒人としてアメリカで酷い差別を受け
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ブラッド・ファーザー(2016年製作の映画)

3.4

アクションやサスペンスはそれほどでもないのだが、メル・ギブソン本人を反映させたような設定に味わい深いものを感じる。
刺激を求める若い観客には物足りないのも解る。
しかし、娘の立場や父親の立場で観ると感
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コラテラル(2004年製作の映画)

3.7

知人が映画やドラマの見方について興味深いことを述べた。
『主人公とは別立場のキャラの視点が、キッチリ描かれているものが奥深い映画だと・・・』。

本作では
「殺しに付き合わされることに抵抗するタクシー
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アントマン&ワスプ(2018年製作の映画)

3.8

単純にすごく面白い。
この面白さは、映画初期の例えばジョルジュ・メリエスの「月世界旅行」のような映画のもつ見世物的面白さを孕んでいる気がする。
人やモノ、特に意外なモノが大きくなったり小さくなったりす
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アフタースクール(2008年製作の映画)

4.4

今更鑑賞。ネタバレではないが未見の方は構えてしまうので、この先の文章は鑑賞後にお読みください。


一回目と二回目の鑑賞で、人物の関係がまったく違って見える。
映像や俳優が持つ性質・その人らしさを巧み
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イコライザー2(2018年製作の映画)

3.5

前作では、孤独で静謐な日々を単調に過ごしていたマッコール。
妻の死を理由に「必殺仕事人」の世界には戻らない決意だったが、前作のラストで新しい地平へ行ってしまった。
彼は前作と違い割と積極的にトラブルに
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コーヒーが冷めないうちに(2018年製作の映画)

2.5

舞台のように説明台詞を喋りまくる。
ドラマの人が初監督したということで、偏見かも知れないがテレビドラマ風だなと感じた。

「過去は変えられないけど心は変えられる」
そこがタイムリープ物として新アイデア
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嘘八百(2017年製作の映画)

3.8

贋作を掴ますには「ニード」「スピード」「グリード」の三つが必要と劇中にある。
が、もうひとつ「エピソード」もあると思う。それも相手が欲しがる逸話だ。
秀吉に切腹を言いつけられたことで却って、″かもめ″
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今夜、ロマンス劇場で(2018年製作の映画)

3.5

終わり良ければ全て良しって感じ。
真ん中がちょっともたつく。
枷もなく危機もないのでドラマとして緊張感がなく詰らないのだが、オチに力を注いでいるのか最後が秀逸であった。
特にラスト自体は予想もできるが
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トゥームレイダーファースト・ミッション(2018年製作の映画)

3.3

いきなり格闘シーンでヒロインが負けてしまう。
賞金稼ぎのレースでも失敗。
旅に出れば引ったくりに遭う。
それ以外でも散々な目に遭う。あまり強くない。
つまりスーパーヒーローというより未熟なヒロインで、
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ヒトラーと戦った22日間(2018年製作の映画)

4.1

収容所にも色々あるらしい。
①強制収容所(主に政治犯や反対分子を収容)
②捕虜収容所(敵国の捕虜を収容)
③絶滅収容所(ユダヤ人・ジプシーを抹殺するもの)

「大脱走」「第十七捕虜収容所」などは捕虜収
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ミカヨのクレヨン(年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

バイオレンスとファンタジーを掛け合わせた傑作。
あ、それからエロも…ピンク映画なので。

リアリティとファンタジーを掛け合わせた物に「陽だまりの庭で」「ライフイズビューティフル」があり(ピンクではない
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500ページの夢の束(2017年製作の映画)

4.0

「宇宙戦争」で騒いでいた少女がもう大人に…光陰矢の如し。
自閉症でトレッキー(スタートレックマニア)の女性が、自作の「スタートレック」脚本をハリウッドに届けに旅立つ話。
ミスター・スポック同様、他人の
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カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

4.6

映画は文句なく面白い!!
そして現実が映画を追随して面白くなりつつある。
ワークショップ出身者で演じた自主製作レベルの映画が、
今や国民的映画になりつつある。
海外でも多数の賞を取り、さすがの差別的な
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祈りの幕が下りる時(2017年製作の映画)

3.4

主人公と加害者側の生い立ちや環境が似ているというのは、立場を違えても相手への共感を呼ぶ作りとしてよくある設定だ。
しかし、今回は主人公の刑事と加害者側の環境が似ているだけでなく混じり合っているところが
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去年の冬、きみと別れ(2018年製作の映画)

3.8

狼が羊を襲おうとしたら、実は羊の皮を被った狐だった
って感じの話。
どっちもケダモノだよ!!

芥川龍之介の「地獄変」をモチーフに、芸術家の故意か事故かの事件を追う新人ライターの話。
しかし、なんでこ
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ジュラシック・ワールド 炎の王国(2018年製作の映画)

3.8

前半は火山の島だが、後半は大きいとはいえ個人の屋敷内でのアクション。
世界的スケールの映画の割には、規模は小さい。
とは言え、サスペンスとアクションの面白さは演出的にもスピルバーグをなぞる感じで楽しめ
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