―元祖デスゲームは、素材を活かした薄味―
辛くても苦しくても歩み続けないといけない。
それは人生そのものだ。
つまり、ストレートな人生の比喩なのだ。
だから自分の人生と照らし合わせて見ると、胸に迫る>>続きを読む
最後まで被害者面の無責任映画。
貧困者のセーフティーネットが風俗や闇組織なのは、日本の行政・政治の怠慢と批判できる。そこの視点は意義深い。
邦画には、信念や魂といったものが希薄だ。
辛い現状や闇ばか>>続きを読む
典型的な邦画の方法論を煮しめた映画。
バックストーリーを描くだけで、人物の魂を描かない。
主人公が何をしたいのかが希薄。
台湾人の父親の遺骨を探す旅に見えて、実は母を探す旅のようだ。
なぜ母は虐待し>>続きを読む
ノッティングヒルのシャイな笑顔が、不気味なスマイルに!
本作は、表裏の二重性で成り立っている。
宗教談義は表向き。裏ではマウント親父が、可愛いシスターたちをどう料理するのかというスリラーだ。
チェー>>続きを読む
前半と後半で主題が変わる。
というか、本当の主題が後半に立ち上がる。
前半は、移民の父が築いた店を守る。
後半は、店の呪いから解き放たれ自分の夢を叶える。
「癇癪もち」は火のエレメントだからで、水の>>続きを読む
3つの点でつまらない。
①4人の男が1人の女を責め続け、さすがに不公平過ぎる。
②コメディーとしてキレがなく、ドラマとして深みがない。
③何を話の中心に見て良いのか解らない。
まず①。元夫や父親から>>続きを読む
原作と映画の違いを考えたい。
本作は『木挽町のあだ討ち』と、原作の改変ぶりが似ている。
・どちらも原作の形では映画になりにくい。
・前半と後半の方向性を変えている。
・原作にはない(または薄い)キャラ>>続きを読む
素人のど自慢のようで苦痛。
ミステリーとしても、コンゲームとしても、コメディ・サスペンスとしても曖昧で、実体は人情噺なのだろう。ミステリーと誤解すると白ける。
冒頭で芝居がかった派手な仇討ちが行われ>>続きを読む
スーパーでない人の話。
今の時代、単純な善意で正義は行えない。
市民を攻撃する連中を懲らしめたら、軍事介入として国際問題に発展する。
コミックのヒーローとはいえ、昔のようにほのぼのと悪い奴をアンパンチ>>続きを読む
改めて感じたのは、邦画は主人公の葛藤を「現在」ではなく「過去」に求めがちということ。
本作も人物関係や物語の大半が、因縁や過去で構成されている。主人公は石坂浩二演じる人物に恋人と人生を奪われ、代表作>>続きを読む
今回は、「忘れられる不安」に対しての回答。
『トイ・ストーリー』は一貫して、捨てられる運命への怯えを描いてきたが、最早おもちゃは必要ともされないのだ!
これほど、オジサンに刺さる題材はない💦
子供より>>続きを読む
『トイ・ストーリー』の根底には、ウッディの抱える“不安”がある。
1作目でウッディは友情ではなく、
「アンディの一番のお気に入り」の地位を失う不安から行動する。バズを陥れようとして「おもちゃ殺し」の>>続きを読む
居酒屋の湯呑に書かれてそうな格言映画。
『優しさが本当の魔法です』みたいな…バファリンか?
実際、最後に格言を述べる。
「小さな幸せに気づき、感謝できる人になりますように」
解らせるより、感じさせるこ>>続きを読む
40年版はミステリー。
44年版は心理サスペンス。
当時の批評家が40年版を推したのは、ミステリーとして幕切れが爽やかだからだろう。虐待の罪深さを、社会問題として深刻に捉えていなかった証である。
4>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
考察の無限ループ映画。
騙し絵に似ている。
中央に集中すれば“砂時計”。
両端に集中すれば“顔”に見える。
中央の見方(A)。精神病院で捜査中の連邦保安官は、病院の不正や妻殺しの犯人を探していた。実>>続きを読む
難点が二つ。
①主体的ではなく、運命に翻弄されているだけ。
②表・裏の二つのテーマが噛み合っているのか微妙。
表テーマは、「血か芸か」深い絆の二人が、憎しみを超えた愛情を昇華させる話。
喜久雄と俊介>>続きを読む
変身願望にドッペルゲンガーを加えて捻っている。
大抵は変身した結果、本当に大切なものを見つけたり、しっぺ返しを食うのがこの手の寓話のパターンだろう。
本作の工夫は、ドッペルゲンガー的人物が現れることで>>続きを読む
前作より大衆向けに洗練され、派手で見やすくなった一方、マニアックな濃さはやや薄まった印象。
“クセは残しつつ、メジャー化した続編”という仕上がりになっている。
本作の特徴は、同じような状況を少しずつ>>続きを読む
実態は時代劇✕超能力物。
正義心を秘めた用心棒が悪の手先になるが、哀れな少女を見兼ねて親分を裏切って救い出す感じ。
時代劇なら、「裏切り御免」で済む話。
また『キャリー』のようにイジメられている超能>>続きを読む
本作はテーマが噛み合っていない。
女王は最後まで“美への執着”を抱えているのに、白雪姫側は“民衆”や“民主化”の話をしているため、対立軸がズレてしまっている。
王子をロビンフッド的な反逆者に変更したこ>>続きを読む
――神経衰弱、顔面映画――
自殺した女生徒の遺書が公開される度、生徒達の裏の顔が神経衰弱でカードをめくるように現れる。その都度、本性を晒す生徒達の顔芸を鑑賞する映画。
顔芸に一日の長がある高石あかりが>>続きを読む
猥雑で貧しいが活力に満ちた時代。
東南アジアを思わせる混沌とした下町で、刹那的に生きる当たり屋の大将(長門裕之)と、息子を進学させるため地道に貯金を続けるホルモン屋のおばはん(轟夕起子)という、対照的>>続きを読む
オリジナル三部作はスペースオペラ。
プリクエル三部作は神話的悲劇。
アリストテレスによると、悲劇の主人公は悪人過ぎても善人過ぎてもいけない。
「恐れと憐れみ」という、相反する感情を引き起こすことが肝>>続きを読む
『泣いた赤鬼』のような友情話。
本作は、二人の魔女が「友情を取り戻す物語」。
互いに大切なものを奪われ、憎しみの連鎖に巻き込まれながらも最終的に相手を認め合い、エルファバの想いはグリンダへと託される。>>続きを読む
お伽噺のルッキズム偏向に、問題提起した一作。
小人と白雪姫は互いに魔法を掛けられているが、似て非なるものだ。
元はハンサムな魔法使い→緑の小人に。
太めの白雪姫→赤い靴の力で美女に。
互いに本性を変え>>続きを読む
最もドライでゲーム性の高い一本。
テレビ版に比べ、余計な人間ドラマや人情を排除している。
極限まで単純化されて、ここでは二つの戦いだけが描かれる。
『次期教授選挙』と『医療ミス裁判』だ。
二つの戦い>>続きを読む
スマホの取説みたいな映画。
知らないことを得々と述べられても、説明の羅列だから感動はしない。
ベートーヴェンが捏造されてましたと言われても、伝記なんてそんなもんだろうとしか思わない。
『アマデウス』>>続きを読む
『search/サーチ』の発展系、近未来スリラー。
犯罪処理の効率化と節税で、導入されたAI裁判。
被告人自身で弁護し、短時間で無罪を証明できねば即処刑。
人権よりもコスパ・タイパが優先され、個人情報>>続きを読む
櫻井翔の『放送局占拠』と似ている。
主人公の復讐が当事者ではなく、無自覚に視聴して被害を増やす、野次馬的ネット民への批判である部分。
視聴者に正否の判定をさせるところなど。
話題作も、テレビドラマと同>>続きを読む
かなりエルンスト・ルビッチの影響が見て取れる。
帽子のサイズ違いで浮気に気づくとか、からくり時計の人形が人間なのはルビッチのサイレント映画であったと思う。
扉の影に隠れて、浮気中の妻の背中をくすぐるの>>続きを読む
こうした男臭い映画を、腐女子界隈がどう見ているか気になる。
男たちの熱い友情や師弟の愛情をBL(ボーイズ・ラブ)変換して、キャーキャー湧いているのだろうか?
主人公をめぐる若い弟子たちの絆、弟子と師>>続きを読む
サイコキラーでおままごと。
日本のサイコキラーは、おままごと程度のものしか書けないと証明した。
作り手側も承知らしく殺人鬼に説得力がないので、後半は可哀想な女の子を、唯一の理解者王子様が救い出す青春も>>続きを読む
内定を巡り就活生同士が互いの「裏の顔」を暴露し合う物語は、足の引っ張り合いを好む日本社会にフィットした題材だ。
そもそも合格者を当事者同士に選ばせる時点で、面接官の責任放棄に見える。
自由を与えたよ>>続きを読む
「人でなし喜劇」という系譜がある気がする。
『フロント・ページ』・・・特ダネの為に、敏腕記者を引き留める鬼畜の編集長。
『特急二十世紀』・・・落ち目演出家が再起の為、自分を捨てたスター女優の出演許諾を>>続きを読む
青春の一瞬を切り取った映画。
『時をかける少女』だが、主人公の真琴は『時を留めたい少女』。「答え」を出したくないモラトリアム。
カッコ良い男子二人に挟まれた愉しい時を、このまま過ごしていたい。
進路も>>続きを読む
「悪口を言わず」相手に合わせてたら、とんでもない惨劇に巻き込まれる話。
空気を読み過ぎる日本人には、教訓になる話だ。
粗雑だが親切な面があり、パリピとして魅力ある一家。
一方で家庭内不和を抱えた主人>>続きを読む