原作未読。
前情報なしの鑑賞でしたが良かったです。
宇宙人ゆえの恐怖感と合わせて難民や外国籍などと置き換えることで社会問題として近い距離感に伝わるのがわかりやすい。
ただ、作風なのかテーマへのフォーカスの仕方なのか、そこまでXを探ることへの執着や(そもそもそういう性質とはいえ)マスコミの苛烈さがピンとこなかったです。でもそれが独特の世界観を出してるわけですが。
「そうに違いない→違った→自分が？→ごめん(でも実はそうだった)」の流れですが、あれで赦されるのはロマンティックすぎるし、エゴが強すぎるのでは？w
対比的な野村周平たちの恋愛が分かりやくすて尚更でした。まぁ印の演出が1番分かりやすいんですけど。
結局、宇宙人だろうが外国人だろうが、恋愛に落とし込むか、自身がその環境や状況にならないと他人と共感しえないのは悲しい現実。健全な想像力の必要を再認識させられます。印の様な分かりやすい外見やメッセージが必ずあるわけじゃないのが現実ですし。
あと、嘆きというか「くぅー！」と泣かせたら林遣都はいいですねw
