ぷかしりまる

呪怨のぷかしりまるのネタバレレビュー・内容・結末

呪怨(2002年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

今までホラー映画を鑑賞し肝を冷やした経験があまり無かったのだけれど、恐怖のために手を握るなどした自分に驚いた。怖がらせようという意図が裏目に出た残念なシーン(白塗りの子どもの瞠目、あ”あ”あ”というラップ音など)も所々あったけれども。それゆえあり得ないほど怖いシーンとシュールギャグが混在した作品となっている。また異なる時系列の物語が短編小説のように描かれ交差し、ラストへの期待値を高める構成になっているため飽きずに観られる点も良い。そして訪れるクライマックスの追い込みとカタルシスには敬服せざるを得ない。
エスカレーターで上の階に行く際にチラッと何か見える、テレビがジラつく等の現実で起こりうる気味の悪い現象が全体を通して描かれている印象。奴らは布団の中や二階、トイレの個室といった逃げ場のない場所に限って化けて出るため視聴者に心の傷を残す…最悪だがホラー映画としては最高なんだろうな。人の顔がぐちゃぐちゃになる、一瞬だけ見える人外のクレヨン画、流血する瞳、現像した写真の目元が黒塗りされているといった人が生理的に不愉快になるツボを抑えている。
あと出演女優が美女勢揃い。今作のハリウッドリメイクはゴミ