ボンドレイク

呪怨のボンドレイクのレビュー・感想・評価

呪怨(2002年製作の映画)
3.6
 勝手に、自分ってJホラーはたくさん観てきたはずって思い込んでた。
 そんな私、ボンドレイク。初めての「呪怨」体験!!
 夜、自室にこもってヘッドホン挿したスマホ画面で鑑賞!!さあ、勝者は果たして?!

 私でした、、笑 (そういう目的じゃないがっっ)

 【ネタバレしないあらすじ】
 人の怨念がこもった、とある家。そこに入った者、住んだ者、それらの関係者は 皆 命を落としていく、、

 (以下、しばらく思い出話) 

 冒頭の通り、意識して映画を観るようになってからはJホラーってジャンルは無意識に避けてきていた。
 実はちっちゃい頃。小学生低学年ぐらいの頃かな、何故かテレビでよくやってたんですよ!! Jホラーものが!
 確か、「リング2」(未見)のラストをめっちゃ何度も観せられてた記憶がある。ケーブルテレビでの放送だったから偶然だろうけど笑
 で、画面に向かう自分は超必死に片腕で目を覆いながらやり過ごしてたんよ。でも、やっぱり好奇心が強いのか、少しずつ腕をずらしていって何が起きているのかをみようとしてしまうんよね。
 子供だったから当然だけど、みえてしまったら 地獄。叫びはしてなかったと思うけど、"ホントにヤバいものをみてしまった"と言わんばかりに 身体が固まり怖がってた 笑笑

 地上波で流れてた安っぽい心霊系の番組も ホント怖かった記憶あるな〜笑笑

 "REPLAY"『オワカリ イタダケタダロウカ、、』
 心霊映像ドカン!!
「きぃゃぁぁぁぁ〜!!」

 もう、思い出すだけで笑ってしまいそうだが、マジで二度と戻ってこない時代だよなぁ。

 だってまず、もう今の自分じゃあ、あれほど完璧に怖がれないから、、笑

 さあさあ、今作の感想を。「呪怨 劇場版」。

 劇中ずっと、不穏なオケ曲や若干不協やピアノ曲、更にはトシオ&伽耶子登場時にかかるゴブリンのサスペリア感 満載なシンセ曲が 若干うるさいくせに、エンドロールでは バリバリのJ-POPがかかるっっ。
 その主題歌が染みるんよな〜(泣) 好きだわ。この時代感ある、美メロな曲。
 なんか、伽耶子やトシオ君に一体何があったんだろうかね、、って考えてしまうよな。
 だから、主に主題歌のせいなんだけど、後味は不気味、というよりまずはジーンとくるものがある。
 その後、色々と整理ついてきて、ようやく不気味な感覚が襲ってくる。

 派手なホラーに慣れていると、Jホラーのじっとり恐怖演出では物足りなく感じてしまうってのがちょっとはあるかも。
 ただ、お堅く作られている印象があり、バリバリに不穏感出ているので、不気味さが常に 心を覆う。

 もちろん、恐怖体験の数々は 見せ方とアイデアが 面白くって 心の中で"オオッ!"ってなる。もはや笑ってしまいそうになるくらい、よく出来過ぎている笑

 それに、映画冒頭の "呪怨"に関する文字での説明部分も 効果的。 これから、トンデモねぇもんみれるぞぉっっ!!って、気分が盛り上がる。

 超絶怖い!ってわけでもないが、雰囲気バッチリ、ストーリーも苦味きっちりで むしろ観ていて心地が良かった 笑笑
 ずっとこの世界に浸ってたいっっ!!て気分。

 この感覚は、ゲームのSilent HillシリーズやSirenをやってるときの感覚に なんだか似ていて、"やっぱり日本のホラーって良いな"って感じた。

 この独特な余韻。食べ物で言ったら、納豆?、、かな笑

 そのうち続編やオリジナルシリーズも観るので、残りの感想はその時にでも書けそうかなっ。
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