ボンドレイク

マッドマックスのボンドレイクのレビュー・感想・評価

マッドマックス(1979年製作の映画)
5.0
 ★5.0+アルファ
 マイベストムービー第8位

 イカれた暴走族、妻子を持った普通の警察官、排気ガス撒き散らす改造バイク、追跡用超改造パトカー、過激アクション、絶望の不条理、、それが自分にとってのマッドマックス。

 これもちっちゃい頃から50回以上は観た、大のお気に入り映画。特にクラッシュシーンは笑笑 車が好き、じゃなくて車が事故るとこが好きな幼稚園児だったから自分っ笑笑

 四日連続で大好きなマッドマックスシリーズ観返してきたけど、やっぱり圧倒的に1が好きすぎて困る笑

 この世界観が好き。今から数年後の廃れかかった未来は暴走族が暴れ放題で、スピードと暴力が生き残る世界。

 冒頭のカーチェイスシーンだけでもう腹がいっぱいになるほど濃厚。暴走族の一人ナイトライダーが、超改造されたクッソカッコいい警察車両盗んで「燃料噴射装置付きの自殺マシーンだ、ロックンローラーだ!」て叫びながら脳筋警察どもとチェイスする冒頭。

 (マックスが盗むインターセプターの方がかっこいいけど笑)

 で、挙げ句の果てに阿鼻叫喚、自爆する涙目ナイトライダー笑笑 

 そんなテンションあげあげな展開あったかと思いきや、どんどん不条理で暗い展開に。スピードと暴力と復讐心。最後に残ったのは狂気だけ、、

 主人公マックスも、「なぜこうなったのか、訳が知りたいんだ。」と混乱するうちに物語は暗くて過激なクライマックスに突入していく、、正直泣きそうになった、、笑

 で、やっぱり100%ガチのカーアクション、バイクアクションが最高すぎるんよね笑 ジョージミラーらしい、一瞬に素早いカットで通り過ぎてっちゃうから、巻き戻して何度もスローで観ちゃう笑笑

 車ごと警察の巻き添えを喰らいクルックルになる超無関係な市民、無関係な市民のキャンピングカーをジャンプ破壊する警察車両、
 ありえない車の動きで事故ってくナイトライダー、絶対頭から地面に叩きつけられてるグース、
 転がりまくった鉄の塊であるバイクが暴走族メンバーのど頭ヘルメットに衝突、、

 とかとか。すげえよ。

 あと、いつもジョージミラー監督がやってる、事故る直前とかここぞというタイミングに顔がドアップになるのとかも大好きなんよな笑笑 
 絶叫ナイトライダーの顔面、トーカッター正面衝突直前の飛び出す目ん玉、クラッシュ直前 声帯切る直前の精一杯のけぞるチャーリー、、などなど笑笑

 もうこの映画の最初から最後まで音楽まで、何もかもが好きすぎてここには語りきれない笑


 にしても、今回シリーズを改めて観直してちょっと驚いたのが、意外と三部作ってちゃっんと繋がってんだな〜ってとこ。


 

 下のは過去感想。


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  2021/01/30 22:58

 実はメチャクチャ楽しい映画。
 そしてまた実は、幼稚園か小学生ぐらいのときから何度も観てきた思い出深い映画。

 楽しいってったって、話の内容は 荒れかかった近未来にて 陰惨で狂気的なスピードの復讐劇が繰り広げられるというもの。
 楽しいわけない! って思うかもだけれども、楽しいんよこれが。

 暴走族のチンピラどもが濃すぎる!!イカれてるんだか、カッコいいんだか、人間臭いんだか、冷血なんだか、よく分からない。このハチャメチャさがリアルっぽくて好き!
 マックスやグースのそれぞれ 細かい仕草などが ど〜もカッコイイ。

 そう、まさに キャラクターが役者さん達によって生かされているという感じ。だから、見応えのあるキャラクターをみるだけで メチャクチャ楽しい。
 
 とはいっても、魅力はこれだけではないわよ。

 どんよりとした色が終始張り詰めるからか、画面からビンビンに伝わってくる どこか尋常ではないような空気感。
 その中で 制作陣の 尖りっ気、勢いを感じる演出が冴え渡り、 超絶シンプルな復讐劇が シリアスな ホラー調で描かれる。

 もう そこからは、狂気しか感じられない! 癖になるぅ〜。

 癖になるといえば、サウンドトラックも! まるで嫌がらせのように 恐怖、不安を煽ってくる ハーモニー、メロディは天才的すぎる...

 個人的なハイライトは、やっぱり冒頭のカーチェイスですわね。
 あれほど 一生付いていきたい!と思えるような狂気のスピードはありませんわ。
 それと、哀しみの空虚感に満ち満ちた ラスト の味わい深さは 一級品。

 サクッとみやすい 94分間で お手軽に楽しく重たい気分になれる、、笑笑
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