ポルりん

呪怨のポルりんのレビュー・感想・評価

呪怨(2002年製作の映画)
3.1
Netflixにて観賞。

オリジナルビデオ版の続編ではあるが、今作から見始めても全然問題ない。
現に私も始めてオリジナルを観る前に今作を観たが普通に楽しむことが出来た。

作品の出来としては結構いい線をいっていると思う。

話も短いオムニバス形式で、 内容も引き込まれてるものがあって良い。

ホラー要素としては、最近頻繁に使われている大きな音で驚かせる手法と、Jホラー特有のおどおどしい手法を上手く組み合わせ恐怖を演出していると思う。

また、ガラス等に一瞬だけ映る演出も上手いと思う。

特に伽椰子のビジュアルが素晴らしい。
おぞましいだけではなく、悲壮感溢れる表情をしており、キャラクターとしては非常に好印象だ。
以降、私は伽椰子というキャラクターを見るためだけに、呪怨を観るようになった。

オリジナルで伽椰子の過去が分かりテンションが上がりまくったが、白い老女でテンションがだだ下がりだった。
そして、「終わりの始まり」。
てめぇはゴミだ…。

話はそれだが本作は内容や演出面では素晴らしいものだと思うが、演技は決して誉められたものではないと思う。

特に伊東美咲。
始めて観た時は気付かなかったが、えらい大根演技だ。

また、設定上の矛盾も多々ある。

そして、気になる箇所も…。
これは私の読解力がないから分からないのかもしれないが、伽椰子は家に入った人、またそれに関わった人を年齢関係なく殺すのに、何故奥菜恵だけ殺そうとしないのだろうか…。他のキャラクターとの相違点が分からない。

まあ、色々書いたが本作は全体的に楽しめるものとなっているので、ホラーが苦手な人以外は観賞した方が良いと思う。
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