千里

PLAY! ~勝つとか負けるとかは、どーでもよくて~の千里のネタバレレビュー・内容・結末

3.5

このレビューはネタバレを含みます

古厩智之監督最新作ということで鑑賞。監督の前々作「のぼる小寺さん」が素晴らしかったので、今作も青春映画ということで楽しみにしていた。結果、小寺さん程ではなかったが、なかなか良い青春映画だったと思う。

一番印象に残ってるのが、外国人留学生?のチームと障害のある学生さんのチームへeスポーツ大会の運営側が説明するシーン。 eスポーツにはあまり触れたことがなかったのだけど、現実ではないeスポーツを通して国籍や障害の有無関係なく、誰もが平等且つどこからでも参加出来るという理念は素晴らしいものだなと思ったし、作中の登場人物と同じく感動した。



じゃあは映画として素晴らしかったかというと、やや消化不良なところも。序盤でそこそこ主人公たちの複雑な家庭環境問題に触れつつも、そういうこともあるよね程度にしか触れなかったのは個人的にはちょっと消化不良だった。あくまで個々が色々抱えつつも青春してる姿、青春の内の1ページとしたかったであろう作品の意図は理解出来るが、それにしては家庭内暴力とか生々しいシーンもそこそこあったので。あと恋愛面の切なさはあるな〜分かるぅ...って感じ。

色々有りつつも、青春時代に一つのことを仲間と共にやり遂げるって凄く尊いことなんだなと思った。
千里

千里