けろりーぬ

トノバン 音楽家 加藤和彦とその時代のけろりーぬのレビュー・感想・評価

5.0
大好きな加藤和彦さんのドキュメント。ずっと泣きそうだった〜。
フォーククルセダーズもミカバンドもソロも全部好き。
これは私の記憶だけど、なぎら健壱のライブに行ったときになぎら健壱が言ってたけど、対バンしたミカバンドはめっちゃ大人しい人達だったと言っていた。(高田渡は酔っ払いすぎて楽屋から出てこれなかったりするし、泉谷しげるもめちゃくちゃだった。)

ミカは歌が下手だといわれるけど、私はミカの歌が好きだ。他のボーカルではやっぱり違う。まあいなくなっちゃうんだけど、、、、
ロールスロイスまで買ってあげるぐらい好きなのに、仕事仲間と一緒になってそのままイギリスから帰ってこないなんて。バンドとパートナーを同時に失ったらそりゃ失踪するだろう。

知らないこともいっぱいあった。どんたくのイントロのジャッ!の音がズボンのジッパーの音だったとは。
フォークやロックなどジャンルの枠におさまらない加藤和彦さん。加藤和彦さんがいなくなったことは悲しい。でも彼が作った作品は本当に50年や100年後も残るだろう。

観てる人もオタクの年配の人ばっかりで、「お〜」とか反応してておもしろかった。まあ出てる人も年寄りばっかりだしな。
高橋幸宏も教授ももういないけど、高田漣や高野寛、もっと次の世代に確実に受け継がれている。

父がこの映画のクラファンに参加してたそうで、もっとお金があったら最後のコーラスも参加したかったそう。
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