このレビューはネタバレを含みます
国外逃亡するまでのシーンはフィクション感覚で観ていたけど、この世界のどこかには理不尽で不条理な世界に住んでる人たちは実際いる訳で。
これをフィクションだと思いながら観ていた自分の平和ボケさに辟易する。
ほぼワンシュチュエーションムービーでありながらテンポも良く、飽きさせないハラハラした展開とファンタジーを含んだ主人公の心理描写が秀逸。
コンテナから脱出できたときのあの爽快感と太陽の光をキラキラ反射させた海の空撮はそろそろ飽きてきたなという絶妙なタイミングでの清涼剤に感じて良かった。
「母強し」という言葉だけで終わらせたくないけれど、それ以外に合う感想がないくらい主人公が自分じゃなくて子供のためだから頑張るサバイバルムービー。
普通な状況で産んでも産後はボロボロなのに漂流と空腹と睡眠不足で赤ちゃんのお世話する主人公すごすぎるわ。。母子ともに今後の人生健やかに生きて欲しい。