このレビューはネタバレを含みます
★“ジョルジュ・バタイユの小説『マダム・エドワルダ』” のワードが出てくる冒頭から、章と章の間に挟まる登場人物たちによる朗読はあまり理解できずに突き放されてる感があったが、だんだん変わっていく真奈美やゲイ役の人がとても自然で入り込めていった
★3人の絡みのシーンは期待していたよりはソフトだったが、真奈美の放尿シーンがあったのは驚き
★家の近くで待機してくれてたり、岩手から新宿までの長距離移動してくれるタクシー運転手優しすぎてほっこり
★今年観た『TAR/ター』のようなエンドロールを最初に魅せるスタイルで、スッと終わる演出は好き
★リリー・フランキーってどの作品にもちょい役のいいキャラで登場してて凄いなぁ(笑)
★真奈美が潤の人生に刺激を与えて突き動かす相手にとってきっかけとなる “車軸” の立場から、本物に拘っていた真奈美がラストは新宿の街を動かす “車輪” の立場になってしまう姿からなんとも言えない気持ちになる
【余談】
作品の舞台である新宿のTOHOシネマズで鑑賞したので、ココ知ってる!って場所がたくさんあってなんか嬉しかった