2024年6月8日 シネマスコーレ
待った待った、待ちに待った、やっと、やっとですよ
題名は本当によく言ったものだ、まさに、細々と灯る、消えそうでいてなかなか消えない灯り、のような映画だった
絶対好きなのはわかっていたし泣くこともわかっていたけど、やっぱり、冒頭の父娘のやり取り、もう、平田満の顔を見ただけで涙腺決壊
私はこういう映画が本当に好き
映画を十本観るなら、うち半分はこういう映画がいい笑
イラッとさせる人はいるにはいるが、それでも根っからの悪人は出てこなくて、基本みんな優しくいいひとで、波風は多少立つけれど大事件は起きず(だいたい普通に生きていて大事件なんてものはそうそう頻繁に起こるものではない)、予定調和であれ何であれ、最後はちゃんと落ち着くとこに落ち着き日が暮れて、また朝がくる、というような映画
わたしはそういう映画を愛しているのです
みんな時々はこういう映画を観て、こころを洗ったほうがいいのよ
映画も数を観ているうちに、ちょっとやそっとの刺激じゃ物足りなくなってくるものだが、刺激の強い激辛映画ばかり追い求めていくといつか大怪我するし、そもそも青天井でキリがないのだからさ、スリルなんてものは
こういう、市井の片隅でそっと灯っているのような映画は大切にしなければいけないと思う、ともし火を消しては、灯りを絶やしてはならないのだ!