ジジョ

アイアンクローのジジョのレビュー・感想・評価

アイアンクロー(2023年製作の映画)
4.1
家父長制がもたらす最悪の形がこれではないか。これが「呪い」の結果であるならば、呪いとは得体の知れないオカルトではなく、明確にこのシステムのことを指すのだと思う。

兄弟が仲が良かったことが救いのようでもあり、だからこその悲劇のようにも思えた。

素直に泣けることの素晴らしさ、それを受け止めてくれる人がいるというしあわせ。

ザック・エフロンの肉体改造は素晴らしかった。努力して得た肉体だからこそ感じる内側とのチグハグさがケビンそのものを体現していた気がする。
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