マーくんパパ

片目のジャックのマーくんパパのレビュー・感想・評価

片目のジャック(1960年製作の映画)
3.5
M.ブランドが初監督&主演の西部劇。オーソン.ウェルズ並みの才気期待するが演出は極々オーソドックスで平凡。ただし西部劇には珍しい海辺のシーン多かったのは新鮮でした。プランド氏も自身のアップ多様で演技に集中したのかな⁉︎ 銀行強盗の相方に現金持ち逃げされる裏切りで捕まったリオ(プランド)が脱獄して再度襲おうとやって来た町の保安官に収まっていたのが相方ダッド(M.バルサム)だった。ここから憎悪の復讐劇と思いきやその娘ルイザと惚れ合って中々強盗決行しないウェットな展開に、ルイザ役ピナ.ペリサーの娘らしからぬ低音ハスキーが魅力的でした。題名から復讐で片目潰される展開かなもスカされて意味は反する二重の心持つダッドの比喩でした。