じょうパン

レザボア・ドッグス デジタルリマスター版のじょうパンのレビュー・感想・評価

4.4
世界で1番カッコいいオープニングと豪語してもいいくらいオープニングがめちゃくちゃいいのでそれを観るために映画館で観たと言っても過言では無いくらいオープニングが改めて好きになりました。
去年初めて観て衝撃を受けた作品で、2回目でもやっぱり面白い。100分という近年の映画では短い時間の中であんなに濃い内容は凄いなと思いました。タランティーノ監督で1番好きな作品です。

◻️脚本
強盗をする話だけど、強盗をした後の出来事が描かれている脚本で、普通だったら強盗を計画して犯行している部分も普通の映画だったら入れるんだと思います。しかし今作は強盗映画で1番ハラハラする部分を抜いて、強盗後のスパイが誰なのかという話を軸に持っていくのはあまり思いつかない内容というか凄いなと改めて感じました。
犯人がオレンジなのは最初観た時は分かりませんでした。2回目は勿論スパイが誰なのか分かって観ていますが言動などを注目して観ても楽しめました。2回目観て思ったのはスパイが誰か知ってるからなのか、少しオレンジ怪しいなと感じてしまったので、もう1人か2人怪しい言動をさしても良かったかなと思いました。
スパイを探すメインのプロットに対して、強盗前のジョーとその息子とブロンドの仲の良さ、オレンジとホワイトの仲の良さをサブプロットにする事により、「ブロンドの良さもあるんやな」「ホワイトめっちゃええやつやな」とキャラクター1人1人に考えさせられる瞬間がありメインが上手く際立っているなと感じました。ただブルーとブラウンをもうちょっと登場さして欲しかったなと思いました。

◻️映像
いわゆるデビュー作みたいな者なので少し粗いカットなどはありましたが、それでも画角、ワンカット撮影など上手い事撮影しているなと感じました。
あと撮影場所がほとんど倉庫なので撮影期間とか大変だったのかが気になりました。

◻️まとめ
100分という中で7割倉庫で話が繰り広げられているのに、こんなに濃くて、考えさせられて、映画に入り込めるのは凄いってレベルじゃないくらい凄いなと感じました。(日本語おかしい)よくSNSでどんでん返しという映画が紹介されていますが、これもどんでん返しだと思うので何故紹介されないのかずっと気になってます。
グロい系がいける人にはオススメしたい作品です。
前売り、パンフレット、入場特典があったのは嬉しかったです。もっと色んな作品をリマスターして映画館で観たいなと感じました。

2024年 2本目
じょうパン

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