演じるならMr.ピンク！今まで何度も見てきた大好きな映画だけど、やっぱり映画館で見るのは特別だった
とにかく面白い!! あの曲が鳴ると瞬間でブチ上がる！笑いと暴力、静と動のバランス、やはり最高だったな。製作も務めるハーヴェイ・カイテルの渋みと格好良さ、ティム・ロスと若さと切れ味、マイケル・マドセンのヤバさ、ブシェミのブシェミらしさ。あと、部屋にシルバーサーファーのポスターを飾っているくらいだから、ザ・シング喩え。そして、あのラスト。
"小話"…本筋に何の関係もない無駄な会話に突然の暴力描写、時間軸を解体した語り口、そしてそれらを彩る選曲センス。今更言わずもがな、その後にポスト・タランティーノと呼んでいいようなガイ・リッチーなど90sインディー映画界から頭角を現した才能溢れる若者たちなど、その前と後に分けられる一大事件だった。映画界で成功したいならビデオ屋で働いて映画を見まくれ、と。そして、今見ても十二分に新鮮に響く、見入ってしまうような面白さがクセになる。
P.S. 隣の人が本編終わった瞬間、ティッシュを出して涙を拭いているようだったけど、自分は泣くほどそんなにタラちゃんの映画で感情揺さぶられたことないかもな、と思った。あと、これから名画座巡りを、新たな趣味にしたい。
