傷つける野獣を配信している動画配信サービス

『傷つける野獣』の
動画配信サービス情報をご紹介!視聴する方法はある?

傷つける野獣
動画配信は2025年9月時点の情報です。最新の配信状況は各サイトにてご確認ください。
本ページには動画配信サービスのプロモーションが含まれています。
目次

傷つける野獣が配信されているサービス一覧

『傷つける野獣』が配信されているサービスは見つかりませんでした。

傷つける野獣が配信されていないサービス一覧

Prime Video
U-NEXT
DMM TV
Rakuten TV
FOD
TELASA
Lemino
ABEMA
dアニメストア
Hulu
Netflix
JAIHO
ザ・シネマメンバーズ
WOWOWオンデマンド
アニメタイムズ
Roadstead
J:COM STREAM
TSUTAYA DISCAS

『傷つける野獣』に投稿された感想・評価

MOCO
3.0
「笠原!俺を撃ってみろ!
 貴様に女がいたように、(おまえが殺した)あの人たちにも女房や子供がいたんだ。人間は一人で生きている訳じゃないんだぞ・・・」(木崎)

 横浜で銀行強盗に入ったサングラスの男(川地民夫)は、行員に銃を突き付け金庫の解錠を要求するのですが、非常ベルを押した支店長と銃の奪い合いになり発砲した弾は支店長の命を奪ってしまい、近づくサイレン音に金を奪うこともできず逃走します。

 追跡した警察官は男が横浜駅で特急つばめに乗り込み東京に向かったのを確認します。特急つばめが東京駅に着くのは25分後、連絡を受けた警視庁の刑事たちは東京駅へ向かったのですが変装した男に逃げられてしまいます。

 神奈川県警から持ち込まれた銃弾は5日前に襲われ射殺された刑事が奪われた拳銃から発射された物と解り、指名手配中の笠原利一の犯行と推察され、東京に住む笠原の姉(高友子)の自宅の張り込みが強化されます。
 一足先に姉の自宅に身を潜めていた笠原だったのですが姉の一家に迷惑が及ぶことを恐れ、姉の自宅を後にするのですが姉は取り調べを受けることになってしまいます。
 
 弟の更正を願う姉は警察に協力し「弟は10日ほど前突然現れ二人で映画に出かけたが映画館で流れるニュースの途中で席を立ちそのまま帰ってこなかった、その後大阪で事件を起こした・・・」と情報提供します。

 捜査本部はニュース映像から新宿にいると思われる一人の女を割り出します。その女はニュースのインタビューで「今何が欲しい」と尋ねられ「30万円」と応えていたのです。

 幼い時に両親を失くし育ての親になじめず15歳の時に家出をし、荒んだ生活をしていた笠原はその30万円を作ることができず、頼りに訪ねた姉は苦しい生活を送っていることを知り言い出すことすらできず、頼る人もなく大胆な犯行を思いついたのです。

 姉の家を飛び出し刑事を振り切った笠原は久しぶりにホテトル嬢芳子(筑波久子)のアパートに転がり込みます。芳子が欲しいと言っていた30万円はオートバイの店を持ちたいと言っていた笠原のために必要なバイクショップのオープン資金だったことを知ります。

 捜査本部の山本部長(水島道太郎)、八木課長(宍戸錠)、木崎(二谷英明)、井上(高品格)らは芳子を割り出すのですが、笠原は巧みに捜査をくぐり抜けていきます。

 マークされている芳子に会うため笠原は大胆にもコンサートホールで催される楽団の演奏会に芳子を呼び出します。
 ホールの喫茶店で演奏会を写すモニターを用心深く観続ける芳子を動かすために、刑事たちは笠原と張り込んでいる刑事がモニターに写る様に手配します。

 モニターを観て焦った芳子は、自分の上客に頼みコンサートホール玄関に車を手配して笠原と乗り込み逃走を図るのですが、芳子はいつもの運転手と違うことに気がつきます。
 笠原は車を運転する木崎から銃を取り上げると銃を突き付け追跡車両をまくのですが・・・。

 残念ながらWikipediaにも『検索結果』がない水島道太郎氏、宍戸錠氏、二谷英明氏、高品格氏、川地民夫氏がメチャクチャ若い1959年のモノクロ映画です。
 木崎の恋人役で特別出演の南田洋子さんがメチャクチャ綺麗な女優さんだったと気づかされる映画でもあります。
 なにせ、オープニングのクレジットタイトルでは水島道太郎氏と南田洋子さんが二枚看板で、それ以外の俳優は雑多の俳優の様に扱われています。
 
 ストーリーはきっちりしているのですが、いまひとつ主題がはっきりしていないのが残念なのですが、笠原が銀行から逃走するバイクシーンの迫力や、芳子の家の後にかくまわれるヌードスタジオからの逃走で追われる笠原と追跡する木崎が家々の屋根を走るシーンは、昔の007の映画並みの迫力でもっと長尺で観たくなります。

 1959年の整備された東京の道路、少ない車両、堂々と道路を横断する人々に驚きです。
4.0
川地民夫の主観でカメラが走りながら車に乗り込み、追ってくる二谷英明を後部座席からワンカットでとらえたショット、車がカメラの上を通過し、振り落とされて路上に倒れる二谷英明と走り去る車を手持ちローアングルからとらえたショットが異常すぎてびっくり。永塚一栄はこんなダイナミック撮影もできるのか。