地球外生命体

マダム・ヌーの家の地球外生命体のレビュー・感想・評価

マダム・ヌーの家(2023年製作の映画)
2.5
2023年1月にベトナムで公開され、興行収入4750億VND(約28億7900万円)を突破してベトナムでの歴代興収No.1大ヒットを記録した女系家族の強い女たちが主人公のホームコメディ・ドラマ。

本作に長女ニューの夫ニュアン役で出演している監督のチャン・タインは人気コメディアンで、TV番組の司会者や俳優としても活躍し、共同監督を務めた前作『DAD I’M SORRY』(2021年)と今作の2作続けてベトナム歴代興収記録を塗り替える偉業を成し遂げた。

主演は『姉妹姉妹2』(2023年)などの名女優レ・ジャング。第1回ダナン・アジア映画祭で最優秀ベトナム映画賞と最優秀監督賞を受賞した。

毎日大勢が並んで食べにくる人気のカニ麺店を営むゴク一家は、家長であり料理長でもある母のヌーを中心に、祖母ガー、長女ニューとその夫ニュアン、次女ニーの5人が一つ屋根の下で暮らしている。ニューは美容系ユーチューバーとして稼ぐ一方、夫のニュアンは店で働き、すっかり家の女性たちの尻に敷かれている。かつて夫に出て行かれた苦い経験をもつヌーは、末娘のニーに悪い男が寄り付かないよう、ニーを厳しく育て、過剰なまでに束縛する。だが、ニーは親友ランのいとこのジョンと恋に落ち、やがてニーの妊娠が発覚する。ヌーはそんなニーを家から追い出し、ニーはジョンと同棲を始めるが、若く未熟な2人の生活はままならず、やがて仲は険悪となっていく…。
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