地球外生命体

溶けるの地球外生命体のレビュー・感想・評価

溶ける(2015年製作の映画)
3.1
密かに川に飛び込むことを日課とする田舎暮らしの女子高生の、行き場のない閉塞感と不安や戸惑いなど思春期の感情をみずみずしく表現したドラマ。

卒業制作の本作が東京学生映画祭での準グランプリを始め、ぴあフィルムフェスティバルPFFアワード審査員特別賞、河瀬直美監督がエグゼクティブディレクターを務めるなら国際映画祭のNARA-wave(学生映画部門)で金のKOJIKA賞(グランプリ)を受賞。河瀬監督に推薦された本作は2017年カンヌ映画祭の学生部門シネフォンダシオンに日本人史上最年少で出品される。

田舎町に住む高校生の真子は、学校生活や友人関係のストレスを近所の川に飛び込むことで人知れず解消している。家に帰れば祖母は認知症で、母親も疲弊している。ある日、真子は川に飛び込んだところを東京からやって来た従兄弟の孝太郎に見られてしまう。真子の家で夏を一緒に過ごすことになった年上の孝太郎の存在、親友との微妙な関係、全然見えない将来のこと。ゆっくりと彼女の生活が変わっていく。

★第70回カンヌ国際映画祭
シネフォンダシオン(学生作品部門)最終選考ノミネート
★第4回なら国際映画祭2016
ゴールデンKOJIKA賞
★第38回ぴあフィルムフェスティバル
PFFアワード2016 審査員特別賞
★第28回 東京学生映画祭
準グランプリ受賞
★MPTE AWARDS 2016
第34回青い翼大賞(撮影・照明技術)
★横浜インディペンデント・フィルム・フェスティバル2016
中編作品部門 ジャック&ベティ賞
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