キヲシ

Saltburnのキヲシのネタバレレビュー・内容・結末

Saltburn(2023年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

ソルトバーンの屋敷をバリーコーガンが全裸で踊りながら(ちらちらとぼかしが入る)周回するので、来るか来るかと思っていたらバーン…。ええっ!?そ、そうなんだ。
「聖なる鹿殺し」に続き、今作で現代の怪優第一位の座を確かなものに。コーガンの魅力(魔力?)全開放。オックスフォードの中庭で談笑するフェリックス(ジェイコムエロルディ)にロックオン。この場面は三度現れる。バーで見詰めて、声かけられて、一気飲みから奢らされ…あ、ありがとう。父親が亡くなったと膝を抱えて告白、石は川ではなく水際に。真夜中、窓の外に立ってるよねえ。大学での居場所のない感じがヒリヒリするわ。そして、フェリックスに誘われてソルトバーンへ。彼の案内で屋敷を巡る目が回る。両親(ロザムンドパイク、リチャードEグラントは「ハドソンホーク」の金持ちか!)の浮世離れした佇まい。ここでのコーガンの振る舞いが、卑屈さと大胆さが同居しててハラハラするが、姉、居候ファーリーを籠絡、両親までも。果たしてフェリックスは…で、バスタブの栓ですわ。コーガンの視線は距離を無効化して触覚というか食感というかいくとこまで行く。「太陽がいっぱい」が頭に浮かんで来る。プールでハリポタの話が出るし、迷路の場面は「炎のゴブレット」?パーティーの後の昼食。ひとり墓地でそこまでやるかコーガンよ。最後、執事あたりが登場するかと思ったが…。
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