バリーコーガンなら観ておくか、と軽い気持ちで見始めるも開始早々前のめり。
教授との面談に遅刻したファーリーが先に来ていたオリバーを差し置いてあっという間に教授の心を掴んで会話を先導していくシーンから良い作品の予感。
生まれ持った運と器用さと狡さと奔放さと愛嬌。
スクールカーストをまざまざと見せつけられる辛さ。
見たくないものは見ない妙に呑気な富豪一家に寄生し始めるオリバーの気持ち悪さと厚かましさに加えてフィリックスへの愛憎は気狂い。
崩壊し始めたらそのあとはあっという間だった。ちぐはぐな気持ち悪さがとても良い。
執事のあの人は初めから見抜いてたのかと。バリーコーガン恐るべし。
