Not For Me。宇宙船に翻弄される女子高生たちの青春群像劇だと思ってたので、少し狙いすぎな世界観や、イタい登場人物たち、辛気臭い物語の連続に唖然とした。
特にあのちゃんのキャラは下ネタが多めで、恋人や友達を見下すような価値観も合わない。無理してそういキャラを演じてるような素振りもあったけど、前章を観ただけでは掴みきれなかった。
また主人公も主人公で結構ワケありなので、最後まで誰にも感情移入できなかった。ギャグや作風もイマイチピンと来ず…。嫌な言い方になってしまうけど、THE オタク向けな感じ。少なくとも自分はこの作品のターゲット層ではなかった。後章の展開次第だけど、今のところ今年ワースト。
あと個人的にこの作品合わないなあと思った一番の要因は、メインキャラ以外の容姿がやたら出っ歯だったり豚鼻だったり寄り目だったりと特徴的に描かれていたところかも。「だからなんなんだ」って話だけど、なぜかそれがすごい物語のノイズになっていて、全然世界観に入り込めなかった。
不必要とまでは言わないけど、あそこまで特徴的にする必要ってあったのかな…。しかも揃いも揃ってそういうキャラクターはみんな悪者のように描かれているのがちょっと嫌だったなあ。昭和的というか…。
また露骨な『ドラえもん』のパロディも正直めっちゃ冷めてしまったし、3.11やコロナ禍などの風刺・皮肉も表面的に思えてしまった。お好み焼きの切り方が気になるくらいには作品との距離を感じた。（関西ではありえないピザみたいな切り方してた）。楽しみにしてた分、ハマれなかったのが悔しい。
