シイロ

デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章のシイロのレビュー・感想・評価

4.3
日常を和紙とするなら、それに一滴墨汁を垂らしてみたものが、文学であると先生はおっしゃっていました。

浅野いにおの短編はほぼ網羅しているつもりだが、ぷんぷんはじめ、長編は一切手を出しておらず、当然この原作も未読である。

純文学だよななんて思いました、

が、これはあくまで原作の評価なんだよなー、おそらく原作読んでも変わらない感動があったんじゃなかろうか、いやむしろ、漫画表現とのテンポのズレみたいなものを時折感じたり、映像表現が美しいからこそ、漫画ならではのデフォルメされた人物の顔が映像美とミスマッチだなーなんてノイズになったりもしました。

映画化する意味とは、漫画のままでも良かったのでは、、いや、そんなこと無かったよ。
声。漫画には不可能な表現、声。
主演2人の素朴な声が非常に良かったと思いました何でもない日常会話がなぜかずっとずっと涙腺にきました。
良かった!凄く良かった!
後編もできたら原作を読まないまま待機します!
あ、墨汁の話は作り話です以上。
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