このレビューはネタバレを含みます
"手も足も出ないならオッパイ出せ"
"馬鹿野郎、こちとらナチュラルボーン世紀末だわ"
"私があなたの絶対になってあげる"
マジでなんだこの映画は!?!前章なのはわかってたからスッキリはしなさそうと予想してたが、スパイダーバースの終わり方が可愛く見えるくらいこっちは何も分からない。何をテーマにしたものなのか、この映画自体どういうものなのか、どういう方向に向かっていっているのかが2時間でまるで分からなかった。それなのに何故かとてつもない未知なものに向かっていってるような?初めからずっとそばに座っているような??そんな怖さというかゾワゾワ感がずっと漂ってるのに、主人公の二人があまりにも普段通りの日常を過ごしてるこの違和感と気持ち悪さがこの作品の肝なのか!?
主人公達以外のキャラクター設定や作画でギャグセンスがよくわかる。おんたんのセリフも切り込んでくボケもどれもTwitterの鋭い意見のようで、浅野いにお先生が天才なのがビンビンに伝わる。これまで見てきた映像作品の中では凄い明るくてみやすかった。ただ回想に移ってからの人間の暗さと陰鬱な感じは零落やうみべの女の子と同様にまさにって感じした。その落差に振り回されるのよ。
日常パートで流れる挿入歌がオシャレすぎる!やはりアニメ映画はもはや音楽と切り離せないものになってる。
あのちゃんの声優半端ない、特に泣き声!もう普通の声優と言いたいけど、おんたんの性格とあのちゃんのイメージが何故か一致してるからよりハマってるんだろうな