夢の終わりを
何度も繰り返した
あの曲がり角は
どことなく似ている
優しくなりたい
嘘に混ぜて
そう呟いた時から
いやきっと
もっとずっと前から
始まってもいなかったとか
失笑くらいは
起こってくれないと
辻褄が合わない
バカばっか
バカばっか
今日も美しい絶望のほとりで
来ないバスを待つ
憧れは遠い
歌の続きを
何度も書き直した
まだ好きな人を
なんとなく浮かべて
愉しくやりたい
窓を開けて
もう諦めた筈でも
ただちょっと
いつもなぜか端から
考えてもみなかったとか
片鱗くらいは
残してくれないと
約束にならない
それだって
あれだって
今日も新しい永遠の代わりに
消した文字を読む
溜め息は深い
こちらから迎えにゆくよ
間に合わせるための
ラストチャンス
いやきっと
もっとずっと前から
始まってもいなかったとか
失笑くらいは
起こってくれないと
辻褄が合わない
バカばっか
バカばっか
今日も美しい絶望のほとりで
来ないバスを待つ
憧れは遠い
