すし酢高跳び

デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章のすし酢高跳びのレビュー・感想・評価

2.5
SNSの映画垢界隈で、大絶賛。しかも、前章と後章で分かれていて、今は前章と聞けば行くしかないのです、絶対なのです!!

だってさ、後章がもっともーーっと話題になったら、まだ配信もないだろうし(後章は5/24公開)観とけば良かった、ってなるじゃーん。

あ、ここはあのちゃんの声で読む事推奨。

とにかく、主役の門出(幾田りら)とおんたん(あのちゃん)の揺るぎない友情と青春の物語。

幾田りらちゃんは『竜とそばかすの姫』で素晴らしい声優の才能を見せていて、今回も間違いないだろうと思っていたのですが、これまたあのちゃんが素晴らしかった!もう、あの声じゃなきゃダメですねー、おんたん。

突然『侵略者』と呼ばれる宇宙船が、東京の真上にドーーンと登場。

これ以上ない程の違和感。こーゆーの好き。

けど、不思議なのはチュドーン!としてくる訳でもなくて、偵察機をパラパラとドローンみたく出す。たまにデカいルービックキューブみたいのも出す。都度、ビビって日本軍みたいのが攻撃するから、ドーンって落下して下の人とか死ぬ。

この辺が皮肉だよね。落下する場所に避難勧告とかなくて、そこの人は犠牲も仕方ないって雑に国民を扱うのが、政府らしくて。

前半は、この門出とおんたんを含むいつメン5人組の青春模様。

そうかぁ、この手のこじらせ女子の日常会話なん?私が好きなのは『女の星の園』のようなタイプのゆるい会話。

だから、友達が告白する時に囃し立てるのに『ここでオッパイ出せ』は違和感。パンツ見せとけ位は言うかもしれないけど(え?)意外と女子高生あーゆー場面で下ネタ言わない。
オッパイもパイ乙ならまだ可能性あれど(ないか)ま、そこも含めておんたんって子の生きづらキャラなのか。

と、突然そこから小学生の頃に場面が変わる。

門出とおんたんの出会いと、侵略者との秘密。
ここからは一気に面白くなってくれたし、やっぱSF漫画の原点はドラえもんなんだなぁ、としみじみ思ったのでした。

謎がまだ謎のままだし、こっからどんな回収見せてくれるのかは楽しみです。
やっぱ作者のワードセンスや目線が合わないと、入り込めないもんよね。

とりあえずは、まだ前章なんでね。様子見レビューで、察して下さい。でも、エンディング曲のデスボイスの部分は超絶好きです。
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