はつみ

デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章のはつみのレビュー・感想・評価

3.6
5月公開の後編を見ないとなんとも言えない、まさに前半だった。

空に浮いてる巨大宇宙船や宇宙人の存在が当たり前になっている東京でだらだら友達と日々を過ごすJK達の日常。

個人的には第9地区ぽいなとおもった。

あのちゃんのそもそもの声がアニメ声優っぽい声質なので、とてもこの映画キャラクターに合っている。演技も違和感ないし。
あのちゃんも幾多りらも、周りのプロのアニメ声優たちと遜色なく違和感なくなじんでいるのが地味に一番すごいかも。
こういう主演が俳優の方だと良い意味でも悪い意味でも浮きやすいのが、全くなかった。

あのちゃんが声やってるおんたん(?)のセリフが全部拗らせすぎてて、大人になってから涼宮ハルヒを見てうっわ…って気づく感じのキツさがずっとあった。

そんな宇宙船が浮いてる町で、いつもどおり日常を過ごしていたおんたんやかどでたちだったが、ある日その宇宙船の事故で友達が一人亡くなってしまう。
やっと、ここで物語が動く。
どこか当たり前すぎて、他人事だった宇宙船や宇宙人の存在が一気に実害をもって主人公たちに侵食してくる感じ。

と思ったら、おんたんと門出の小学校時代の回想?シーンが。
またこれが長い。
これを見ると、おんたんは小学校時代はかなり大人しい性格だったよう。
更には宇宙人を助けたことにより、ドラえもんのアイテムよろしく、便利なアイテムを出してくれる。
しかし、それを使って門出は自分の”正義”を遂行する。
完全に正義中毒の門出は自分の正義のためなら、何をしてもいいようになってしまう。
しかし、自分の正義のせいで人が死んだことへのショックと自責の念から、マンションから飛び降りる門出

え?どうなったの?!
って思ったら、また現代へと戻される。

この小学校時代の門出とおんたんの過去がかなりキーになってきそうだ。

多分、後編で全部回収してくれるとは思うけど、前編だけだとどうしても、謎をちりばめられるだけだったのでこの単体では微妙になってしまった。
とにかく後編次第である。
はつみ

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