けい

デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 後章のけいのネタバレレビュー・内容・結末

3.0

このレビューはネタバレを含みます

続きが非常に気になる前章の幕引きから今日まで、わくわくが止まらなかったが、原作は敢えて読まずに満を持して公開初日のレイトショーで鑑賞。この日までに「絶絶絶絶対聖域」と「青春謳歌」を何度聴いたことか(笑)

『いつだって門出の味方ですよ。』『絶対だから。』
友達にこんなこと言われたら最高だな、と思える生きる勇気をくれる力強い言葉たちに思わず感涙。

爆発回避エンドを予想していたが、東京のど真ん中でしっかりと母艦がボカンと爆発してしまう。映画『オッペンハイマー』の爆発シーンを想起してしまうほど “ クソヤバイ ” ど迫力の映像、爆発に巻き込まれてしまう人たちの描写は恐ろしい(泣)おんたん兄の退場は悲しかったなぁ。

シャボン玉のようなそれに触れると弾けてしまう演出は嫌でもエヴァの人類補完計画を思い出す。いつ何が起こるかわからない危険因子のはずが、いつの間にか日常になってしまった宙に浮く母艦は、自然災害によって人間にとって脅威になってしまった原発のメタファーなのかなと想像したり。

ふざけた顔の総理が自分の言葉で発信するシーンは、情報化社会の中で思考停止しがちな我々への警鐘に感じた。周りに流されず、自分で判断して、考えて、行動することを改めて気づかせてくれる。

原作者・浅野いにお作詞によって9年前にリリースされた、でんぱ組.inc「明日地球がこなごなになっても」がクライマックスで挿入歌に使われるという、壮大な伏線回収に思える演出にもでんぱ推しとしても楽しめたし感動。(ちなみに非常に残念なことに、でんぱ組.incの “ エンディング ” という名の活動終了のカウントダウンも始まっている)

おんたんと侵略者のラブラブ展開にもほっこりしたし、涙とヨダレを一緒に出すなど表情が豊か過ぎる “ おんたん ” があのちゃんに見えてしまうほど素晴らしいお声が最高。

映画オリジナルエンディングのようなので、原作の漫画もゆっくりと楽しみたいし、「絶絶絶絶対聖域」と「青春謳歌」はもうしばらくリピートしてしまうなぁ。
けい

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