このレビューはネタバレを含みます
今のところ2024年で1番おもしろい映画だった。おもしろいというよりも「私好みだった」のニュアンスの方が強い気がするけど。うーーーん、とりあえず大葉くんガチ恋界隈です。
【あのちゃん】
私のなかでのあのちゃんへの認識はゆるめるモ!時代で止まっていて、たまに深夜にTwitterで暴れてる、あとあのギャ、くらいのイメージしかなくて、なんなら最近こんなに表で活動していることが意外なくらいだったのだけど、今回のおんたんで「ゆるめるモ!のあのちゃん」を私のなかでぶち壊してくれたな~って感じがする。こんなに声優の演技が上手なのも知らなかった。
【あした地球がこなごなになっても】
※でんぱ組ミリしらに毛が生えた程度のアイドルオタクによる感想です。
ここで使う曲ようなじゃないだろ(笑)と思いつつも、この曲でのでんぱ組の「あ!全員いる!!」感は異常。先日2025年初頭を目処に解散が決まった今だからこそなんだか感慨深い気持ちになった。この世にあまた存在する「世界最後の日系ソング」のなかでもトップレベルに好きな曲だな~
【国立競技場はどこへ?これからどうするの?】
なんかこういう観客の想像の余地を残すのが浅野いにお作品っぽいな~と思った。同じ轍を踏む的な意味で、国立競技場にいた人たちも侵略者となり得るんだろうなと考察してます。侵略者の顔が人間っぽいのもそういうメタファーかな~と。あの顔ほんと怖くて夢に出てきそう。
【大葉くん】
ほんと~~~にめろい。めろ男です。
おんたんと大葉くんのシーンが全部儚くて、くすぐったかった。
自分が勝手におんたんの気持ちになって映画を観ていたからこそ、大葉くんが好きになってしまった。
【東京と田舎】
この東京と地方の絶妙な断絶感がリアル。
上京した時、東京ではこんなにたくさんの人がデモに参加していることに衝撃を受けたし、テレビで見るニュースやバラエティーが地元ではどこかフィクションっぽかったのが、東京ではノンフィクションになるんだよね。そしてなぜか東京に行ったら自由になれると思うんだよね。ここら辺はマコトとふたばに感情移入しながら見てた。
【総括】
SFと女子高生の日常にちょっぴりの百合がすごく刺さった。いいからもっと売れてほしい。
個人的には今年を代表するアニメ映画だと思うし、映画はオリジナルエンディングっぽいので原作も読んでみようと思う。退屈でかったるいシーンが全然ないのがすごい。