前章を観た後の後章へのワクワクが満たされることはなかった。
危機感が麻痺して日常に身を置く市井の人々と、国民のことよりやるべき事を粛々と進める国という関係性が際立って面白かった前章。
対して後章はおんたんと門出、そして大葉周りの話にフォーカスが絞られる訳だけど、前章で散りばめらた種がその三人を通して大きな花を咲かすかと思ったら、思ってたより大した花にならなかったよなぁ。
何よりも大雑把にまとめると、"世界よりも半径数メートル内の大事な人"系の話にシフトしてたのも、もはや食傷気味でしんどいんだよね。
ラストが原作と違うってことなので、それを起因とした物語を畳む難しさがあったのかもだけど、一つ一つのシーンを取ってみると良いのにストーリーの流れに上手くハマってなくて、全体的にバタバタ進むので何度も気持ちが切れてしまった。
ただ漫画は未読なので読みたくなるだけのインパクトはあったけど。