渡辺智子

ミシシッピー・バーニングの渡辺智子のレビュー・感想・評価

ミシシッピー・バーニング(1988年製作の映画)
4.0
1964年公民権運動の活動家三人がミシシッピーのフィラデルフィア(ペンシルベニア州の大都市とは別)で行方不明になる。捜査の為FBIの捜査官二人が派遣されてくる、二人はKKKの犯行を疑うが・・・・・。まだ若いウィリアム・デフォーのエリート捜査官と南部出身のジーン・ハックマンが対立しながらも真相を追求していく。激しいヘイトクライムは胸糞が悪くなるほどだけど今もまだ残っているのは唖然とする。所詮ホワイトナイトの映画だという批判はあるだろうけど、こういう暗い歴史を暴く映画は今も作られていてブラッククランズマン、キャンディマン、アンテベルタとかゲットアウト、デトロイト等々アメリカはまだ健全だなと思う。翻って日本は福田村事件や月とかようやく作られるようになったけど・・・・・。
渡辺智子

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