2025/03/02
2025年18本目
監督 クリント・イーストウッド
ニコラス・ホルト
トニ・コレット
J・K・シモンズ
andキーファー・サザーランド
"神の名の下に"
殺人事件の陪審員に選ばれた主人公の男、しかし事件の内容を聞いたとき、ある「記憶」が蘇る。
正義と真実、そして家族の狭間で苦悩する主人公を描く、C・イーストウッド監督による法廷ドラマ。
イーストウッドの最新作がU-NEXT独占配信とのことで久々加入し鑑賞、
それだけの価値がある力作でした。
陪審員の立場、愛する妻、もうすぐ生まれる子供、
自責の念にかられながらも告白できず、苦悩する主人公がどこにでもいる普通の男であり、むしろ善人ですらあることが映画を見てて胸が苦しくなる。
自分が動くことにより、自分が追い詰められていく様がなんともやるせない。
名作「十二人の怒れる男」を彷彿とさせる陪審員達のドラマ、終わりそうで終わらない最後までどうなるのかが分からない展開が見事、流石のイーストウッド、満足できる一本でした。
個人的にはこれが劇場公開されないのが不思議でなりません。