雪山の絆のcakyのレビュー・感想・評価

絶望に次ぐ絶望で追い詰めてくる作品。だが史実に基づく作品だというから感情に追い討ちをかけてくる。事故からの脱出、そして雪山からの生還、あまりに過ぎて「これって奇跡なんだよね？」っていう息子の言葉が忘れられない。問われるのは聖餐とされる行為。神がお赦しになるか、なんて本当に答えがない。だからこそヌマを物語の中心に置いたのがすごい。