1972.1013
ウルグアイ空軍機が雪のアンデス山脈で墜落
いかに生還するか
72日間の"アンデスの奇跡"の軌跡
絶望的な状況の中で、ラグビーチームの絆が試されていく。
生きるために食べる?
食べない?
究極の選択。
極限状態の中で生と死が選別されていく。
寒さと空腹。
疲労困憊の中で感覚は研ぎ澄まされていく。
哲学的に生きる意味をも突き詰めていく。
唯一救いだったのは、ラグビーチームとしての仲間意識が高かったこと。
それゆえに互いに知恵を出し合い、共同体を形成し、崩壊せずに究極のサバイバルを耐え抜くことができたこと。
もちろん犠牲者が出たことは残念でならないことだけど。
その死を乗り越えて、生きることを諦めなかった強さ。
自分ならどうなるか?
どうするか?
正気を保ちながら、協力し合えるだろうか?
みんなで生き残るために尽くし、貢献できるだろうか?
映画を観ながら問われている気がした。
そのことこそこの実話を映画化した理由なのかもしれない。
あなたはどうやったら生き残れますか?
この映像体験をどう生かしますか?
たとえどんな過酷な状況であってもサバイブしていかなくてはならない。
仲間がいればなお心強いよね。
余談
アカデミー賞国際長編映画賞ノミネート作
ずっと観たかった作品
やっとNetflixで観ることができた。
劇場の大画面で観れたらもっと感動できた気がする。
墜落シーンなどは、もっと大迫力でリアルだったろう。
別作品の制作ドキュメンタリーも興味深く観ることができた。
生存者たちの証言も感慨深い。
墜落現場は"涙の谷"と呼ばれています。