芸能界においても随一の最強美形である浜辺美波×山田涼介。2人の美の暴力をスクリーンで拝みたくて観賞。なんとなく泣ける(ベタな)ラブストーリーなのかな〜と思ってたら全然違うっていう。
物語としては無理のある展開というか、古のケータイ小説もびっくりのツッコミどころ満載なんだけど、主演2人の美しさと画面の美しさ、そして久石譲の奏でる旋律の美しさにすべて納得させられてしまう。ご都合展開?別によくない?だってラストシーンだけで2000円払えるじゃん?「まあ美しい絵画を見せてもらえたと思えば…」くらい騙される。制作側も相当気合い入れてるな、という泥水に転んだ夕焼けバックのキスシーン、光から構図から何から何まで良良良ー良・良ー良良。
美しさばかりに焦点をあてている感想になってるけど、主演2人の演技は心から素晴らしい。なんせ山田くんは劇中ひとことも喋らない。そしてこの2人、基本的に笑うどころかずっと表情に乏しい役どころ。それでも気持ちの抑揚が伝わる。凄い。めっっちゃ難しそう…。そしてシンプルに画面が持つのも凄い。
山田くんは良い意味で全くキラキラ感無くて正気失ってた。山田涼介ってこんなに良い役者だったんだ〜と初めて気づいた。なんかあんまり作品に恵まれないイメージかも…。
しかし私のお目当ては浜辺美波。
とにかく可愛い。儚い。透明感。
まず、婆やがいる音大のツンとしたお嬢様ってキャラもいい。衣装もいい。絶妙にダサいけど大学生としてリアリティのある、ブルベ骨格ウェーブにしか絶対に可愛く着られないシフォンのワンピースやボウタイブラウス、サマーイエローの服等。スタイリストさん最高の仕事してる!!!
少し微笑むのもレア、ほぼ笑わないキャラクターながら野村周平と連弾する時だけ一瞬にっこり笑うんだよね。最高に可愛すぎた。あんな顔でピアノにもたれかかられたら、そりゃ野村周平じゃなくても全人類の人間が恋に堕ちますわ……
最後にひとつだけ、
けいすけ(悪友)、お前が全ての原因では?笑
でもけいすけもアオイを思って暴走してるだけなんだよねー…。