人生はままならないなあ、と。
「イニョン」という韓国でいう縁というか宿命というような言葉が繰り返し使われるのが美しくて残酷。
人間努力で最もどうにもならないのが縁だと思っているので、現在繋がっている縁を大切にしたいと改めて。
「それでも私はここにたどりついた」という言葉どおり、結局今が全て。残っているものを大切にするしかないし、それが正解だと思う。
ラスト、「もしこれが前世だとしたら、来世では僕たちはどんな関係かな？」は、ぐっときた。再会して、やっぱり運命の人だったと気づいたけど今の2人ではもうどうにもならないんだよね。じわっと余韻が残ります。
それにしてもノラ（ナヨン）悪女すぎんか…？初恋の人が特別なのはわかるが、夫の立場で考えると、ごめん、私はずっとイライラしてしまったというか、好きになれなかった……。「わざわざそれ言わなくてもよくない？」とか「なんでそこまで関係性話してるのに家に連れてくる！？」とか理解不能な言動や行動多いよ〜〜。ましてバーで夫置いてけぼりにして2人で仲睦まじく話してたりとか……。信頼関係があるからこそ、なのかもしれないけど、私なら自分に愛情を捧げてくれる夫に対して誠実でいたい。。これ、見る角度によって純愛か不貞なのか全く違うというか。ノラとヘソンからすれば間違いなく純愛なので、アーサーが話していたとおり「2人の運命を阻む米国人の夫」という見方もできる。結局人間の関係なんて見方によって全く違うものなのかも。
個人的にはヘソンの笑った顔が佐々木蔵之介に似ていて非常に眼福でした！！
