望

ヤジと民主主義 劇場拡大版の望のレビュー・感想・評価

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ジャーナリズム、すごすぎる
監督が最高裁の判決が出ていないからこそ撮ったと言っていて、これぞメディアだ!かっこよかった
鑑賞中大杉さんの部屋の入り口に彼の敬愛するマルコムXが貼ってあるのを見てわおとなっていたのだが、もともと記者の編集ではそこがカットされていたらしく、監督がなぜかと聞いたらマルコムXが好きなことを知ったら見ている人が変わった人だと想うから、と言われ、どんな人でも守られなければならないとそのシーンを入れたらしい マルコムX好きなのおもろい
監督はニュースステーションのディレクター時代、女子高生コンクリート殺人事件や死刑囚のインタビューなどしていたらしく、その辺の話もおもしろかった
桃井さん、当時大学生で女性で、自分と立場が近いのでとても勇気がでた
大杉さんも桃井さんも、自分がヤジを飛ばせるか、無理な想像しかできないけれど仮に飛ばせたとして、警察を相手にあんなに明瞭に論理的に反論できるか?と考えてまじですごいな、かっこいいなと思った
山崎監督も是枝氏も、自分も視聴者もどちらかといえばプラカードを掲げて警察に隠された女性や、桃井さんのそばで見守っていた女性に共感するだろうと言っていてほんとにそうだな 大杉さん桃井さんのかっこいい抵抗と、女性たちの静かな抵抗、どちらも見られるのが良かった 希望だ
望