本年度アカデミー賞脚色賞を受賞した今作品は間違いなく作品賞に匹敵するものだった。
自身の人生や黒人作家の作品に対する評価や扱われ方に不満を抱える一人の小説家が、冗談で書いたいわゆる“黒人の本”が世間から評価され注目を浴びることになる。
この映画は全体を通して風刺の連続でシニカルな作品だが、リアルな現代のステレオタイプを真向から捉えた作品だった。
分かりやすく言うと、前半は現実を。だが後半辺りから彼の描く小説の中身を一緒に作り上げていく。この新しい感覚は観ていて凄く面白かった。
勿論ラストも流石でしたが、皆さんならどんなラストを描きますか?
(内心)映画館で観たかった。。本当に。