SPADA

アメリカン・フィクションのSPADAのレビュー・感想・評価

アメリカン・フィクション(2023年製作の映画)
3.9
人種ネタで社会風刺さ満点かなと思ったら意外や意外家族感中心ストーリーの外郭で人種問題やら生活感(自己の尊厳)が揺れ動く物語りだった。だんだんインバウンドも増えて外国人が増えてくる日本にいるとはいえ、人種るつぼアメリカで見る感覚はまた違うのだろう。皮肉に気付きにくいし考察を見てあー、あそこはこんな風刺なのねとなる作品。個人的に最後30分前の批評家同士の話がとても好きだった。自分の思う道を貫こうとしている主人公も、世の中を回す白人に受けることを狙ってる女性作家も、結局は長いものには巻かれて過ごすのであるとウェットで笑えない空気感にするのも、賛否分かれそうである(分かれても、これが現実ではあるが)
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