山田太一の小説「異人たちとの夏」を現代のロンドンに置き換えて作られた映画。
その昔大林宣彦監督の「異人たちとの夏」を見たけど、30年くらい前で内容の記憶は曖昧になっている。
記憶は曖昧ながら、亡くなった両親に会う、近くに住む恋人らしき人物は「異人たちとの夏」と同じと思うけど、やはり別物と思って見る方が良い。
夢か現実か幻か。アダムの現実なのか、頭の中なのかこちらもわからなくなる。
アダムが両親に会って一緒に時を過ごし、子供の頃言えなかったこと、できなかった話をしているのは泣けてくる。
アダムのフラットの窓から見える夕陽や月が綺麗。ロンドンのフラットで高い階だと家賃とか高そうだなぁと思ってしまった。
個人的にはアダムのお母さんが良かった。