かほり

異人たちのかほりのネタバレレビュー・内容・結末

異人たち(2023年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

深いヒーリング
もしかすると始まった時点で全員死んでたのかもしれないとも思う(最初の火災報知器ってそういうことじゃない?というのは考えすぎか…)

両親と過ごす時間が増えていくにつれてどんどん子供の表情になっていくアダムのアンバランスさが切なく哀しかった

子供のころ1人で眠れなくて両親の布団に入れてもらったことは私もあるけれど、親の布団に入れてもらえることは「ここにいていいんだ」と肯定してもらうための行為だったのかもしれないなと思う

仲直りの必要もないくらい当たり前に一緒にいたかったよね、どんなふうに大人になっていくのか見ていて欲しかったよね、せめて最後に大事な人を親に少しだけ見せられてよかったね、と思っていた矢先、その彼すらももうこの世に存在していないことが分かるなんて、もう切なくて壊れてしまうのではないかと思ったけど、
それすら受け止めて一つの星になっていくさま、すごくよかった


展開も面白くて、よい映画だった!
かほり

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