死んでも仲の良い両親に会えて、失われた子供時代を過ごせて、主人公は幸せだと思う。カミングアウトの際も、親に動揺はあったけど、それは当時の意識からすればごく一般的なものだし、最終的には受け入れて、パートナーを愛して優しくするようにと言ってくれた。本当に生きて一緒に暮らしていれば、主人公の言うように、喧嘩したり不機嫌になったり、でもいつの間にか通常運転になるもの。
ロンドンの高層アパートに住人が二人だけなんて現実じゃないよね。主人公も実は死者で、全ては彷徨える死者の霊が見る夢だったのかも、と思える。
