主人公であるアダムが同じマンションの住人のハリーと関係を築いてから、12歳の時に亡くなったはずの両親と出会い、時間を取り戻すように家族とも過ごしていくっていうストーリー(若干違うかも)。
両親との時間を重ねるごとに、子どもの時に感じていた疎外感や孤独感を自分がゲイだったことも絡めてカミングアウトしていく。
この映画ではゲイであったことが大きなパーツになっているが、ゲイじゃなかったとしても子供の頃から周りとの疎外感を感じることもあると思う。そこに幼い時の両親の死というのが主人公の孤独を強化させてしまったように見えた。自分の孤独との折り合いをつけたと思った後のハリーの展開はどこまでが夢でどこからが現実かわからなくなってしまった。
ホラーでもありドラマでもあり今の自分に感想を出すのは難しいと感じた作品。