大迫力の音響と美しい赤と青のコントラストに見惚れて酔いしれていたら終わってた
件のジャン=ポール・ベルモンド扮する男性とは違い、ミシェル・ピコリー演じる主人公の悲壮感だったりシリアスさみたいなものが今作への共感を呼び起こす一因になったし、言葉と表情のみならず、JLG御用達の音声をぶった切る手法により彼らの心の居場所が語られることなく示唆される
男女の会話劇はゴダールの得意とするところだけれど、ここまでに魅入られて釘付けになったのは'さらば、愛の言葉よ'ぶりだった 作中のオデュッセイアよろしく憂き目に会うポール、ただその場で思ったことを口にしているだけなのに彼に理由を問いただされるカミーユ すれ違う瞬間と、関係性が完全に絶たれてしまった瞬間が明言されていないのにはっきりと分かるのが凄い 冒頭のカミーユはフェルメールの作品のようでした
フリッツラングへ小切手を渡したシーンはその後実際に彼の作品で起こっており、配給側の指示により女性の裸体のカットを増やした内容へと切り替えられゴダールの現在の思想へと結びついたそう
ブチ切れ反思想ゴダールかっこいい
あとはほんとにヒッチコック好きなんだなって所が随所に
'私が変わったんじゃないわ、貴方が変わったの'
そろそろシネアスト観てもいいかな、、のきもち
フリッツの方ははやくドクトルマブゼとか観たいんですけどTSUTAYAがなくなって胸の辺りが空洞空洞